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第一の難関、入居一時金。 立地や広さ、豪華さにプラスして、権利形態で価格が大きく変わります。
| Q.入居一時金って、なに? |
有料老人ホームを建設する際、公的な補助はありません。そのため入居者に開設資金の一部を負担してもらおうというのが根本的な考え方のようです。かわりに入居者が手にするのは、居室やトイレなどの自分専用の空間と、お風呂やリビングなどの共用施設を利用できる権利。権利が生涯続く「終身利用権方式」が一般的ですが、あくまで施設利用の権利であって所有するものではないので、譲渡や相続、売買はできません。最近は賃貸方式を導入するホームも増えてきています。 |
| Q.入居するのに、どのくらいの費用が必要? |
大きなお金としては終身利用権方式の入居一時金のほか、介護などのサービスを受けるための権利取得費用です。これは「介護一時金」や「生活支援費」など、名称はホームによって違い、入居一時金に含まれるところもあります。 |
| Q.入居一時金に高いところと、安いところがあるのはなぜ? |
理由は3つ。
一番大きいのは地価や建物の建設コストによるものです。都心か郊外か、駅から近いかどうか、居室の広さや施設の充実度で差が出るのは、一般の分譲マンションと同じです。
2つ目は一時金が持つ、家賃の前払いという側面に由来します。一時金を高く設定することで月々の費用を抑える施設と、反対に一時金を低く入りやすくして、月々の支払いを高くするところもあります。
3つ目は介護保険導入以後、民間の参入が増えたこと。ホテルや会社の社員寮を改修するなど、初期投資をおさえることで一時金を安くする工夫をしています。
一時金はホーム入居の高いハードル。それだけにこうした動きは歓迎したいし、今後も増えることが予想されます。 |
| Q.「入居一時金なし」のホームを探しています。 |
| 権利形態が「賃貸方式」の場合では一時金がなかったり、30〜50万円程度の保証金か家賃の3カ月分程度の敷金で入居できるものもあります。賃貸方式で気をつけないといけないのは、長期の入院。ホーム側には部屋を確保しておく義務がないので、帰れなくなることも。家賃や管理費を払い続けていればいい場合もあるので、確認しておきましょう。 |
| Q.福岡県の相場は? |
終身利用権方式にかぎっても300万円〜6500万円まで非常に幅広く、一概には言えないのが正直なところです。[相談プラザ]では150万円〜500万円という要望が多く、それは相場というより「ムリなく払える数字」というのが印象です。
一時金を高いと思うか安いと思うかは、ホームでの暮らしの満足度。いろいろなタイプのホームを見て、体験入居をすることで、不動産と同じように自分の中に基準ができてくると思います。 |
| Q.一時金はいつまでに払うものなのですか? |
| 入居前に一括納入というのが原則です。しかし所有している不動産の売買などで、入居との間にタイムラグがある場合などには、待ってくれるところが多いです。または分割方式を採用しているところもあります。 |
病気や介護の不安をなくすことが ホーム入居の最大の理由。 職員体制やケアの内容を見極めて。
| Q.介護一時金って、なに? |
| 介護保険で受けられるのは「生きていく最低限の支援」です。それを超えた「よりよい生活のためのサポート」は、給付の対象外なので自己負担になります。たとえば国の基準である「要介護者3人に対して1人」となっている介護・看護職員が、「2人に対して1人」配置されるような体制がそうで、上乗せサービスと呼ばれます。こうしたより手厚いサービスに対しての費用を、入居時にまとめて先払いするのが「介護一時金」です。介護保険と区別するため、今では「介護サービス費」や「ライフサポート一時金」「生活支援費」などホームごとに違った名称で呼ばれていたり、介護一時金を入居一時金に組み込んでいるところも増えてきています。ホームは何のために、どんな理由から徴収する費用であるかを正確、かつ具体的に提示する義務があります。見学の時には職員体制であれば、ほんとうにそうなっているのか、夜間はどうかといったことをきちんとチェックします。 |
| Q.介護一時金はいくらぐらいかかりますか? |
| 一時金の場合は300〜400万円、月々支払う場合は5〜10万円というところが多いようです。入居一時金に比べ幅が少なく、返還金制度があるのが一般的です。 |
| Q.診療費や介護費用は自己負担ですか? |
診療費と介護保険に関わる費用の1割は、自己負担です。紙おむつなどの消耗品も実費です。 |
| Q.持病があります。病院まで送り迎えしてくれるのでしょうか? |
ホームによって違います。食事の配達やおむつ代、通院の送迎や出張理容など、介護保険の給付対象になっていないサービス(横出しサービス)を、月々の費用の中で約束しているところもあります。逆にすべてにお金がかかるところもあり、どちらがいいかは個人の考え方で大きく違ってくるでしょう。 また提携病院があるのは普通ですが、診療科目、距離、往診に来てくれるかどうかは確認しておきたいところです。 |
| Q.要介護度が上がると賃料が安くなるところがあるのはなぜですか? |
介護保険の支給限度額は、介護度によって決まります。施設入居の場合、要支援で約7万円、要介護5では約25万円です。* 当然、1割の自己負担分も増えるので、それを考慮したものと思われます。 * 1ヶ月当たり、06年3月現在 |
| Q.入居後自立になり、月々の費用が上がると言われ困っています。 |
| 身体状況が良くなったことは、なによりうれしいことですね。ホームとしては今までのように介護保険の給付金がなくなるため、1ヵ月の支給限度基準額を負担して欲しいということでしょう。民間の参入が盛んになり廉価型のホームが増えたのは、介護保険からの給付金で経営が安定するという見通しがあるからです。今後の見直しや改正の中では、こうした問題も多くなるかもしれません。 |
毎月かかる費用は家賃、管理費、食費。 より良い生活のためのサポート費が プラスされる場合も。
| Q.毎月どれくらいの費用がかかりますか? |
| 現在、[相談プラザ]でご紹介しているところでは10万円〜で、13〜15万円がボリュームゾーンといった感じ。入居一時金や介護一時金との兼ね合いもあり、一概には言えません。光熱費は実費で、各居室ごとに請求されるところもあります。 |
| Q.いろいろな費用名があって、わかりにくいのですが・・・。 |
| 毎月かかる費用として主なものは家賃、管理費、食費です。介護一時金をとらないホームでは、生活サポート費として介護の上乗せサービス分を徴収しているところもあります。管理費とは共用施設の維持費、介護以外の事務職員の人件費、ホームの維持運営のための費用などです。 |
| Q.みんなはどうしているのでしょうか? |
| 全国の調査結果ですが、月々の支払いの原資のトップは厚生年金。次に預貯金で、月々の費用が年金額を上回っていることがうかがえます。(下記 表2参照) |
| Q.施設に払う費用の他に、どれくらいの生活費があれば安心でしょう。 |
| 代表的なものはご自分の保険料、理美容代、医療費、小遣いです。また介護保険サービスを受けた場合、1割は自己負担です。 |
| Q.家賃や管理費が上がることもありますか? |
あります。 「物価にあわせてスライド」というのが基本的な考えのようです。通常は半年ほど前から入居者とホームの話し合いの場となる「運営懇談会」にかけられ、了承、実施となります。ただ中には一方的に値上げが告知されたり、懇談会そのものが機能していないという話も聞きます。懇談会の活動状況がホーム選びの重要な視点になるのも、そういうことからきています。 |
| Q.食費に差があるのは、どうしてですか? |
厨房を完備しているところもあれば、セントラルキッチン方式で施設では温め配膳のみというところもあります。費用よりもその味が口に合うか、季節の食材をバランスよく使っているかが大切。ぜひ体験してみることをおすすめします。 |
| 1.立地 周りはどんな環境なの・・・? |
交通の便が良くて商業施設が近いかどうか、公園があって静かなところかどうか・・・などはもちろん、周りに高い建物がないか、日当たりはどうかといった点も大切です。家族や友人が訪れやすい場所が良いなら、最寄りの駅からどれくらいかも調べておいた方が、後々便利です。 |
| 2.施設の雰囲気 施設長、スタッフ、入居者はどんな人たち・・・!? |
施設長の考え方に基づいた施設の方針などは、そのままスタッフへの教育につながります。施設を訪問したときのスタッフの対応や言葉遣いなどは重要なチェックポイントです。スタッフと入居者とのふれあいの様子なども見ておいてください。また、イムズ[相談プラザ]アドバイザーによると、入居者の表情が穏やかかどうか、肌つやはどうか・・・などからも施設の雰囲気を知ることができるとのことです。 |
| 3.居室 設備や広さはどうかしら・・・? |
居室の広さをはじめ、冷暖房、ナースコール、キッチン、バスルーム、トイレ、収納の付属設備数もチェック。生活リズムセンサーなど健康管理面での24時間体制がとられているかどうかをしっかり確認してください。イムズ[相談プラザ]では、将来、もし車椅子が必要になったり、介護が必要になったときのことも考えて、広さや造りなどを選ぶことも提案しているそうです。 |
| 4.共有スペース 居室以外にどんなスペースがあるの・・・!? |
共有スペースにはどのようなものがあるかを調べます。食堂の大きさ、お風呂の広さや種類をはじめ、廊下の幅などもチェックしておいてください。談話室やリビング室、美容室、図書室、洗濯室などがある場合は、居室からどれくらいの場所にあるかなども確認しておくと役立ちます。 |
| 5.介護・サポート体制 介護体制はどうなるの?さらにどんなサービスがあるの? |
入居者に対するスタッフの割合などをチェックしておくことが大切です。また、看護師が多い施設かどうかも確認しておいてください。買い物代行や郵便物、新聞、宅配便の受け渡しはどうなっているか。またどのような催事やサークル活動があるのかを確認しておくと、さらに役立ちます。 |
| 6.食事 メニューや量はどんな感じ・・・!? |
食事メニューや、入居者の方がいつ、どこで食べていたかなどが基本的なチェックポイント。イムズ[相談プラザ]の相談者の中には、[この施設に厨房はありますか?]と食事を施設で作っているのか、施設外で調理されたものを持ち込んでいるのかを気にされている方も多いようです。見学をしたときに、入居者の方と一緒に食事をして雰囲気を実感してみてはいかがですか。 |
| 7.医療機関 提携先の数や距離はどれくらい・・・!? |
イムズ[相談プラザ]アドバイザーによると、まずは施設内での医療的な対応はどこまでしてくれるのかを知っておくことがだいじなようです。かかりつけの医師に診てもらいたい場合は同行してくれるかどうかも大切です。提携の医療機関の診療科目、施設からの距離も確認しておいてください。 |
| 8.安全管理 もし災害が起きたときはどうするの・・・!? |
火災や地震が起きたとき、避難経路は確保されていますか。入居者と一緒になって避難訓練に定期的に取り組んでいるかどうかなども、チェックしてください。 |
| 9.費用 何が、どれくらいかかるの・・・!? |
入居時にかかる費用や、月々にかかる費用はいくらかを正確に調べることがだいじです。管理費が何に使われているのか、介護サービスはどこまで無料で対応してくれるのか・・・なども大切。入居一時金の償却期間や、万が一退去したときの返還金額まで細かく確認しておくと安心です。 |
| 10.契約書 本当にここに決めて大丈夫かしら・・・!? |
入居契約書、重要事項説明書、サービス料金表、ホームの規定管理、財務諸表、介護保険利用契約書などは、すべて、しっかりと確認してください。利用者にとってデメリットとなる情報も、進んで提供してくれる施設は信頼できます。また、わからないことは、わかるまで何度も説明してもらうことがだいじです。納得するまで、絶対にハンコを押さないようにしましょう。 |
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